TVのバラエティ番組で、政治に対して、
「白か黒か、どちらかはっきりしてほしい。
そうすれば、自分も判断できるから」
という意見があって、しかもそれが結構支持されていて、
背筋がゾッとした。
確かに、いろいろ分かりにくい。
叩きやすいスケープゴート以外は
貨幣兌換、
わざと分かりにくく報道している向きもある。
しかし、それを解きほぐして読み取る作業さえも放棄しようとは????
精神的余裕も、時間的余裕も、深い思慮分別も、感受性さえも、
なにものかによって、奪い取られつつあるのではなかろうか、
日本国民は、今。
白か黒かなんて、本当に恐ろしい世界ではないか。
この世は、無限の色彩に満ちているというのに。
間に広がる無限の色を認めずに
康泰 澳門、両極しか認めないなんて、
絶対いけない。
ペーパーテストで知識を問う教育に慣らされてきた私たちは、
世の中全て「○か×」で成り立っていると思いがちだが、
現実はそうではなく、ただ、
「よりbetterなもの」があるだけだ。
白と黒の狭間で、無限の色を認めよう。
それが、私たちが今、ここに生を受けた証なのではないか。